糖尿病性腎症への進歩した腎代替療法-その標準化と個別化
腹膜透析治療
高田 琢磨
1
,
丸山 弘樹
1新潟県厚生農業協同組合連合会長岡中央綜合病院 内科
キーワード:
Glucose
,
カテーテル法
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
糖尿病性腎症
,
腹膜透析
,
持続的外来腹膜透析
,
カテーテル感染
,
ブラッドアクセス
,
腹膜透析液
Keyword:
Catheterization
,
Diabetic Nephropathies
,
Glucose
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Peritoneal Dialysis
,
Peritoneal Dialysis, Continuous Ambulatory
,
Catheter-Related Infections
pp.45-51
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014108396
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腹膜透析療法は糖尿病性腎症による慢性腎不全において有効な腎代替療法のひとつである.糖尿病性腎症に対する腹膜透析療法の予後や継続率についてはさまざまな報告がある.糖尿病性腎症に特有の腹膜透析療法はない.標準的な腹膜透析療法を行いながら,糖尿病に特有の問題である血糖管理,体液管理,溶質管理を個々のケースに対応して行う.腹膜透析療法は治療の自由度が高く,患者各個人の症状や病態,quality of lifeに応じた幅広い個別化を行うことができる.腹膜透析療法の特性を理解したうえで,短所を減じ長所を引き出す治療を目指す.
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