発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251860
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アフェレーシス治療とは,病因に関連すると想定される血漿成分・血球を除去する治療法である.血漿成分除去は,通常,濾過膜による分離血漿を廃棄する(全)血漿交換,さらに二次的に血漿成分を分画濾過して廃棄する分画血漿交換,あるいは吸着によって除去する血漿吸着が臨床応用されている.これらは,血漿浄化と総称され,大分子血漿蛋白までの除去が可能になっている.抗体・免疫複合体などの関係する免疫疾患・移植免疫関連疾患,高粘度血症,肝不全,薬物中毒などが適応となる.血球の除去は,通常,吸着材を用いた吸着による.関節リウマチ,潰瘍性大腸炎などの免疫疾患が対象となる
©Nankodo Co., Ltd., 2005