発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251861
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腎疾患や腎障害を高率に合併する疾患において,アフェレーシスはしばしば選択される重要な治療法の一つである.抗基底膜抗体腎炎では,高度腎機能障害で肺胞出血が認められない症例以外にステロイド,免疫抑制薬に加え血漿交換療法の追加を考慮する.ANCA関連血管炎(顕微鏡的多発血管炎)では,透析を要するような症例,標準的治療に抵抗性を示す症例,抗GBM抗体陽性例が血漿交換療法の候補となる.巣状糸球体硬化症では,ステロイド抵抗例,移植後再発例に血漿交換療法,LDLアフェレーシスを検討する
©Nankodo Co., Ltd., 2005