発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251869
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
薬物中毒には,自殺目的で利用される薬物による薬物中毒と不慮の事故による薬物中毒がある.薬物中毒には,農薬,殺虫剤,消毒薬,洗剤などの家庭用品や食品中毒,産業中毒,睡眠薬などによるものがある.薬物中毒治療の原則は, 1)未吸収毒物の吸収防止, 2)既吸収物質の排泄促進, 3)対症的生命維持療法, 4)拮抗薬投与である.薬物中毒に用いられる血液浄化療法は,主に血液吸着療法であるが,ときに血液透析を併用したほうがよいものもある.近年は持続血液濾過透析(CHDF)も薬物中毒に利用されることが多くなった
©Nankodo Co., Ltd., 2005