発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005108048
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診療ガイドラインは,医療のばらつき,不適切な医療などの現状を背景に,臨床判断を支援し,最善の医療を実現する目的でつくられる.2002年にアメリカリウマチ学会(ACR)の新しいガイドラインが出された.これは治療の有効性,治療の予後に及ぼす効果,新しい薬の導入などの科学的根拠に基づいて記述されており,新たに関節リウマチ(RA)と診断された患者のほとんどに,3ヵ月以内に抗リウマチ薬(DMARDs)を投与開始すべきであるとしている.わが国でも厚生労働科学研究による研究班が組織され,2004年4月に治療ガイドラインが発表された.治療の中心はDMARDsであるが,わが国で認可されている種類,量ともに欧米とは異なり,欧米のエビデンスをそのまま適応できないことが多い
©Nankodo Co., Ltd., 2005