リウマチ治療の新時代 治療薬を使いこなす
関節リウマチの診療ガイドライン
山本 一彦
1
1東京大学 アレルギーリウマチ内科
キーワード:
関節リウマチ
,
生物学的製剤
,
副腎皮質ホルモン
,
免疫抑制剤
,
抗リウマチ剤
,
診療ガイドライン
Keyword:
Adrenal Cortex Hormones
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Biological Products
,
Immunosuppressive Agents
,
Practice Guidelines as Topic
,
Antirheumatic Agents
pp.582-586
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007195235
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
診療ガイドラインは、医療のばらつき、不適切な医療などの現状を背景に、臨床判断を支援し、最善の医療を実現する目的で作られる。最近の関節リウマチ(RA)のガイドラインとしては、2002年に米国リウマチ学会(ACR)の新しいガイドラインが出された。これは新たに関節リウマチ(RA)と診断された患者のほとんどに、3ヵ月以内に抗リウマチ薬(DMARDs)を投与開始すべきであるとしている。わが国でも厚生労働科学研究による研究班が組織され、2004年4月に治療ガイドラインが発表された。治療の中心はDMARDsであるが、わが国で認可されている種類、量ともに欧米とは異なり、欧米のエビデンスをそのまま適応できないことが多い。
©Nankodo Co., Ltd., 2007