発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005108060
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関節リウマチ(RA)の治療においては近年,従来の薬物療法に加え,生物学的製剤が用いられ,良好な臨床成績をあげている.しかし,無効例や副作用も報告されている.このような状況の中で,2004年の4月から薬物治療以外の新たな治療ツールとして,白血球除去療法(LCAP)が保険適用された.RAの治療の選択肢が増えたという意味で大いに期待される.今後,LCAPを含めた新しい治療法がそれぞれどのような症例に有効であるかを明らかにし,個々の患者により適切な治療を選択することが大切である.本稿ではLCAPの今後の展望と問題点について述べる
©Nankodo Co., Ltd., 2005