発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005074324
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EGFR遺伝子の新たな変異(somatic mutation)をエクソン18-21領域に複数検出した.日本人,女性,腺癌症例に多かった.EGFR遺伝子変異はgefitinib感受性と相関していた.しかし一部の変異は抵抗性患者にみつかり,変異のない患者でもgefitinib反応性を示すことがある.EGFR遺伝子変異を検索することであらかじめgefitinib感受性をある程度予測し,無用の投与を避けることが可能かもしれない.EGFR遺伝子変異とgefitinib投与に関するプロスペクティブな臨床試験の結果が待たれる.効きやすさとの相関がわかればgefitinibを限定症例に1st lineとして使用可能かもしれない
©Nankodo Co., Ltd., 2005