問題点の検討
脊髄造影におけるイオヘキソールとイオトロランとの有痛性筋痙攣の比較
櫻場 乾
1
,
島田 洋一
,
宮腰 尚久
,
本郷 道生
,
柏倉 剛
,
小林 志
1秋田県厚生農業協同組合連合会平鹿総合病院 整形外科
キーワード:
Iohexol
,
神経根症
,
脊椎骨折
,
脊髄造影
,
脊柱管狭窄
,
椎間板ヘルニア
,
発生率
,
麻痺
,
腰椎
,
Iotrolan
,
頸椎症性脊髄症
,
有痛性筋れん縮
Keyword:
Intervertebral Disc Displacement
,
Iohexol
,
Lumbar Vertebrae
,
Muscle Cramp
,
Myelography
,
Radiculopathy
,
Paralysis
,
Spinal Stenosis
,
Incidence
,
Spinal Fractures
,
Iotrolan
pp.1283-1285
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016083043
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当科で脊髄造影を行った83例を対象に、使用した造影剤によりイオヘキソール群51例、イオトロラン群32例に分け、合併症の発生頻度を比較検討した。その結果、イオヘキソール群では18例(35.2%)に合併症を認め、内訳は左下肢有痛性筋痙攣・下肢痛が15例、違和感が3例であった。全例刺入中から直後に発生し、5分以内に症状は消失していた。一方、イオトロラン群では合併症を認めず、イオヘキソール群と比べ有意にその発生頻度が少なかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015