臨床室
動静脈奇形を伴う大腿骨転子部骨折の1例
戸田 一潔
1
,
大橋 秀基
,
松橋 美波
,
横尾 賢
,
伊藤 康夫
,
矢形 幸久
1神戸赤十字病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
血管造影
,
股関節部骨折
,
髄内固定法
,
塞栓術
,
X線CT
,
腸骨静脈
,
腸骨動脈
,
動静脈奇形
,
バルーン拡張法
,
多発性外傷
,
減圧開頭術
Keyword:
Angiography
,
Arteriovenous Malformations
,
Embolization, Therapeutic
,
Iliac Artery
,
Iliac Vein
,
Fracture Fixation, Intramedullary
,
Hip Fractures
,
Multiple Trauma
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Decompressive Craniectomy
pp.1073-1075
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016017287
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60歳女。車にはねられ受傷し、多発外傷、意識レベル低下の状態で救急搬送となった。画像検査にて臀部に巨大動静脈奇形(AVM)が存在することが判明し、AVMに右大腿骨転子部骨折の骨片が突き刺さるように隣接していた。AVMを形成する部位に対しバルーンカテーテルによる塞栓術を行った後、転子部骨折に対し骨接合術を行った。術後合併症はなく、経過良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015