発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013098766
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膝OAに対してヒアルロン酸製剤の関節内注入療法を週1回、5回(1クール)行った239例のうち、1クール終了後に維持投与(2週間隔で10回投与)を行った119例をA群、維持投与を行わなかった120例をB群とし、治療成績を群間比較した。各群は誕生日を利用して割り付けた。治療成績の評価方法は、1クール開始時と開始後6・12・24週時に「日本版変形性膝関節症患者機能評価尺度(JKOM)値」「膝痛のVAS」「関節可動域」「関節水腫の有無」を調査した。結果、両群とも1クール終了時には全ての指標が有意に改善しており、B群ではその状態が最終調査時まで維持されていた。A群では1クール終了後も「JKOM値」と「膝痛のVAS」が更に改善しており、B群と有意差を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012