発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012290300
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38歳男。石垣から転落して左肘を受傷し、2日後に受診となった。X線では、後方Monteggia骨折に上腕尺骨関節脱臼の合併、尺骨骨幹部にGustilo分類typeIの開放骨折を認めた。CTでは、Mason分類typeIIの橈骨頭骨折、Regan分類typeIの尺骨鉤状突起骨折を認めた。尺骨鉤状突起骨折に対して引き抜き鋼線締結法で固定、橈骨頭骨折に対しHerbertスクリューと吸収ピンで固定、次いで尺骨骨幹部骨折に対してLC-DCPプレートで固定した。術後2年10ヵ月のX線像で骨癒合は良好で、左肘関節ROMは屈曲115°、伸展-15°、回内75°、回外75°、JOAスコア93点であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012