発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012080900
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27歳女性。O脚と外旋を主訴に著者らの施設へ受診となった。所見では両膝とも約10°の内反変形が認められ、両下腿は約40°の外旋を呈していたが、歩行時の膝の外側動揺は認められなかった。また、圧痛は両膝、膝蓋骨圧迫時、内側上顆の内転筋付着部に軽度に認められた。以上を踏まえて、O脚矯正目的で、矯正骨切り術を右膝、左膝の順で2期的に施行したところ、左膝の術後4ヵ月で膝屈曲は左右とも160°で正坐可能となり、JOAスコアは100点であった。その後も2年経過で内反、外旋ともに矯正され、手術創はほとんど目立たない状態となった。尚、目下は術後5年で両膝とも症状は認めず、立位FTAは右173°、左172°である。
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