発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2009271662
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足部の脆弱性骨折5例6骨折(5踵骨、1中足骨)について検討した。女性:4例、男性:1例で、うち4例は75~90歳であった。6骨折とも、思い当たる原因がなく、5骨折は不顕性骨折であった。主訴は足関節痛・足痛で、足関節から足に腫脹がみられた。痛みの消失までは1ヵ月半~6ヵ月を要し、症例差が大きかった。明らかな原因がなく、足関節痛、足痛を訴え、腫脹、歩行時痛があり、症状が持続する場合は、足部脆弱性骨折を鑑別診断として念頭に置く必要があると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2009