発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008060721
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全例13歳(男2例、女1例)であり、活発なスポーツ活動中片側前足痛を発症した。2症例は右舟状-第1楔状関節部に、他の1例は外脛骨部から第1楔状骨に圧痛を認めたが、発赤・腫脹・熱感は認めなかった。全例単純X線・CT像にて第1楔状骨に辺縁硬化を伴う骨透亮像を認め、舟状-第1楔状関節の狭小化と関節面の不整像を認めた。2症例は関節内から骨透亮部にMRIのT1・T2強調像ともに低信号の病変を認め、他の1例はT2強調像で高信号病変を認めた。2例については感染性疾患と腫瘍性疾患の可能性を考え切開生検を実施したが結果的に足根骨癒合症と診断し、全例安静により痛みは消失した。
©Nankodo Co., Ltd., 2007