発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008030697
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症例1:35歳男。誘因なく右第5中足骨基部の足底側に疼痛を生じ受診した。単純X線で異常は指摘されず内服薬、外用薬で経過観察された。半年後も疼痛は消失せず再度単純X線を施行し、二分した腓骨筋骨(OP)を認めた。OPの疲労骨折と診断し摘出術を施行した。術後3週間外固定し、その後歩行許可し、術後5ヵ月愁訴は消失した。症例2:34歳男。サッカー中に左足関節を内反し足関節捻挫と診断され保存的に治療し軽快した。4ヵ月後、サッカー中に左足外側足底に鈍痛を自覚し疼痛の消長を繰り返した。半年経過したが疼痛が改善しないため受診しOPを指摘された。単純X線像上巨大なOPを認め摘出術を施行した。術後4週間の免荷とし、歩行を許可しスポーツは3ヵ月から許可した。術後9ヵ月愁訴は消失し経過良好である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007