発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007308714
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高悪性度非円形細胞軟部肉腫8例(男性4例、女性4例、平均年齢50.1歳)を対象として、交互化学放射線療法(ACRT)終了後にMRIで放射線学的効果判定を行い、また第10週に切除した腫瘍の病理所見を報告した。放射線学的腫瘍縮小効果判定では部分奏効1例のほかはすべて安定であり、全例治療前に想定された術式を施行できた。病理組織学的効果判定は、grade 2(かなりの効果)が2例、grade 1(軽度の効果)が3例、grade 0(無効)が3例であった。ACRTは軟部肉腫の術前補助療法として試されてよい治療法の1つである。
©Nankodo Co., Ltd., 2007