発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007291646
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症例1(83歳男性)、症例2(70歳女性)。両症例とも左大腿骨頸部骨折に対し人工骨頭挿入術(BHP)を行い、経過良好であった。しかし、それぞれBHP後3.5ヵ月、2.5ヵ月時にベッドからの転落、再転倒にて左大腿部痛が出現した。いずれも単純X線にてステム中央部に骨折が限局したJohansson分類type Iの骨折と診断され、受傷後9日、10日目に骨接合術とステム再置換術が行なわれた。後療法は術後1~2週で半荷重、3週で全荷重とした。症例1は術後1年4ヵ月の現在、立位保持、軽度の介助で短距離の杖歩行が可能であり、症例2は術後7ヵ月の現在、安定した歩行器歩行が可能である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007