発行日 2006年3月1日
Published Date 2006/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006153654
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対象は65歳以上の骨粗鬆症性圧迫骨折新鮮例とした.アウトカム設定は35日,退院基準を受傷前と同等のADL獲得とした.CP導入後の骨折入院患者数は57例で,12例を除外,3例が合併症のため転科し脱落した.結果的にCP導入した42例(男10例,女32例)の在院日数を検討すると,42例中34例が35日より短期間であった.医療費はCP導入前後で有意差を認めず,ADLを獲得した患者の割合にも差がなかったことから,設定在院日数の短縮をする必要があると考えた.CP導入の効果は患者満足度を低下させることなく在院日数短縮できたことと,確実に骨粗鬆症の治療を開始できたことと結論した
©Nankodo Co., Ltd., 2006