発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001244590
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頸骨近位骨原発悪性腫瘍2例に対して,広範切除後,大腿四頭筋腱(BT)を用いて膝伸展機構を再建する新しい方法を試みた.症例1(58歳女)は術後1年5ヵ月でcontinous disease free,症例2(65歳女)は術後11ヵ月でno evidence of diseaseであった.ISOLS患肢機能評価は各々87%,83%であった.同様に自動伸展不全は0°,10°と良好な膝伸展力が得られた.3大学試案の膝関節機能評価では総合で86点,80点であった.本法は,膝伸展機構の再建法として有用であることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2001