運動器疾患の画像診断
MRI診断 骨・軟部腫瘍の鑑別診断 骨・軟部腫瘍の鑑別診断 腫瘍と腫瘍様病変
鳥越 知明
1
,
高木 辰哉
,
末原 義之
,
大久保 武人
,
金子 和夫
1順天堂大学 整形外科
キーワード:
筋膜炎
,
骨腫瘍
,
MRI
,
鑑別診断
,
軟部組織腫瘍
,
平滑筋肉腫
,
類骨骨腫
,
腰筋膿瘍
,
SAPHO症候群
,
白血病リンパ腫-前駆細胞リンパ芽球性
,
褐色腫
Keyword:
Bone Neoplasms
,
Diagnosis, Differential
,
Fasciitis
,
Leiomyosarcoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteoma, Osteoid
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Psoas Abscess
,
Acquired Hyperostosis Syndrome
,
Precursor Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
pp.100-105
発行日 2012年10月25日
Published Date 2012/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2013043388
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2001~2010年に当院の骨・軟部腫瘍専門外来に腫瘍性疾患として紹介された2686例の画像診断結果を報告し、腫瘍と腫瘍様病変とを鑑別することの重要性や鑑別診断のポイントについて述べた。画像診断の結果は約40%の症例が腫瘍様病変であり、不必要な生検や手術を避けるためには画像診断によって真の腫瘍と腫瘍様病変とを鑑別することが非常に重要であることが再認識された。診断された腫瘍様病変の内訳は、骨では炎症性病変や変形・骨折・感染が多く、軟部では炎症・滑膜炎・出血・感染が多かった。代表例11例を提示した。
©Nankodo Co., Ltd., 2012