発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249790
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症例1:49歳女.18歳時に転倒して左膝を受傷し,前十字靱帯(ACL)損傷により再建術を受けたが,膝くずれは消失しなかった.49歳時に再建術を受け,再建時の関節鏡視で,術前の単純X線像で変形性変化のみられた内側大腿脛骨関節の関節軟骨はほぼ正常に近い状態であった.症例2:41歳女.18歳時に右膝を受傷し,内側半月板断裂の診断にて内側半月板全摘出術を受けた.その後,右膝くずれが起り,右膝痛が出現し,右膝ACL損傷と診断され,右ACL再建術を施行した.術後半年で特には支障はない.症例3:42歳女.29年前に左膝を受傷し,年1~2回膝がずれる感じがあったが放置していた.今回,膝くずれが頻回に生じるようになり受診し,ACL損傷と診断された.ACL再建術,内側半月板部分切除術を施行し,次いで膝蓋靱帯によるACL再建を行った.現在特に支障なく仕事をしている
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