発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002226223
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症例1は15歳男.前十字靱帯(ACL)再建術の4ヵ月後に膝伸展制限が出現し,再建靱帯前方に有茎性結節を認めた.症例2は26歳男.ACL再建術の2ヵ月後,抜釘とsecond look目的で入院した際に症例1と同様の結節が発見された.2例ともACL再建時のドリリングによって生じた骨・軟骨片が脛骨側の遺残ACLレムナントへの刺激となって炎症反応を引き起こし,炎症性細胞の浸潤や血管新生により結節を形成したものと推察された
©Nankodo Co., Ltd., 2002