発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249563
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32歳男.感冒症状と共に嘔吐及び下痢が出現し,徐々に右臀部痛と右下肢痛が増悪した.入院後,計8種類の抗生物質の静脈内投与を行ったが効果なく,炎症症状は遷延化した.画像検査と病理組織学的検査より化膿性脊椎炎と診断し,病巣掻爬術と創外固定術を併用した自家骨移植による椎体間固定術を施行した.術後早期より腰痛及び下肢痛は消失したが,高熱及び炎症所見は7週間持続した.術後10週の画像検査で骨癒合が認められ,術後8ヵ月経過現在,症状及び炎症所見の再燃は認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2005