発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005190834
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
27歳女.8歳時に左上腕骨のEwing肉腫にて化学療法,放射線療法を施行し,治療終了後経過観察されていた.今回,左上腕部の皮下腫瘤を自覚し,全身検索を行ったところ胸部X線およびCTで左下肺野に腫瘤陰影を認め,転移性肺腫瘍を考え肺部分切除術を施行した.組織学的に,Ewing肉腫の肺転移病巣と診断した.なお,左上腕部の腫瘤は残糸腫瘍であった.他部位に転移病巣は認められず,術後化学療法を行い,術後1年経過時点で無病生存中である
©Nankodo Co., Ltd., 2005