発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004261970
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64歳女.左大腿内側部の腫瘤に気づき,腫瘤は徐々に増大したため受診し,左大腿部軟部腫瘍を指摘された.また,発熱,不整脈を伴うようになり,精査・加療のため入院した.左大腿内側部に可動性のある腫瘤を触知し,圧痛を伴い,軽度熱感を有していた.単純X線で動脈硬化が原因と思われる石灰化を,MRIで左大腿内側にT1強調画像で等~軽度高信号,T2強調画像で低~高信号の腫瘍を認めたGaシンチで,左大腿部腫瘍に一致して異常集積を認め,左大腿部発生悪性軟部腫瘍を疑い生検した.炎症を伴う未分化多形肉腫と診断され,腫瘍広範切除を行った
©Nankodo Co., Ltd., 2004