発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004231730
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11ヵ月男児.右下肢先天性脛骨完全欠損症・左下肢の脛骨部分欠損症・両手,両足奇形・両側副耳・聴覚障害・知力障害を合併している.右下肢に対しOrthfix社(ベローナ)のunilateral system創外固定器であるpenning Modelを改良して2関節3軸性の創外固定器を考案し,膝関節屈曲拘縮の矯正,腓骨中心化手術,脛骨延長術さらに足関節内反尖足変形の矯正を同時に施行した.創外固定器装着期間は2年間で,除去後は膝関節屈曲拘縮予防に長下肢装具を装着し,歩行訓練を開始した.術後3年の現在,荷重歩行しており脚長も横径も順調に増加し,膝関節装具のため跛行はあるが,上手に走れ,下肢長差の補正は全く必要ない
©Nankodo Co., Ltd., 2004