発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128397
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57歳男.交通事故による右足関節部開放創を主訴とした.右外傷性距骨脱臼及び関節内骨折を疑い緊急手術を行った.関節内,距骨の関節面には明らかな骨折や損傷はなく,距骨を前方から押し込むことで容易に整復されたため,十分な洗浄,デブリドマンを行い,整復位で軟部組織の修復のみを行った.受傷5年現在,単純X線像で脛骨内果及び距骨後外側に骨棘形成及び距骨体部に骨硬化像を認めるが,荷重部関節面に明らかな変形性変化はなく,MRI上距骨壊死を思わせる所見は認めず,患者の満足度は高い
©Nankodo Co., Ltd., 2004