発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008149283
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31歳男。交通事故後に出現した右足関節~足部痛を主訴とした。足趾運動可能で知覚障害は認めなかったが、画像上、右距骨の矢状面剪断骨折と2mmの転位を認めた。受傷9日後に関節鏡視下に骨折線と直行する方向に吸収性の未燃成ハイドロキシアパタイト/ポリL乳酸ピンを挿入する経内果骨接合術を施行した。術後疼痛はすみやかに消失し、6週後のCTで骨癒合を認め、装具を除去した。術後1年経過して関節拘縮などなく画像上骨壊死や変形性関節症性変化を認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2008