発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128398
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34歳女.両足外反母趾に対してChevron法による矯正手術を施行した.その後,左母趾中足趾節(MTP)関節部に腫脹,発赤,熱感及び圧痛を認めた.ナイロンアレルギーと診断し,左外反母趾術後7ヵ月時にナイロン糸抜去を行った.その後,疼痛,腫脹,発赤及び圧痛は著しく改善した.本例では初回手術である右外反母趾に対する矯正手術の際に用いたナイロン糸により接触アレルギーの感作状態が成立し,その後,左側の外反母趾手術に用いたナイロン糸によりアレルギー反応が生じたと考えられた
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