発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004071683
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体内に設置された人工股関節のカップネックインピンジメントまでの理論上の股関節可動域において,Chamferのないカップでヘッド径,ネック径,骨頭中心のカップ内位置の3要素が,どのように人工股関節自体の可動範囲(θ)に影響しているのか検討した.カップにおいてヘッドネック比が2.61の時にθは135°となり,回転中心位置が0.5mm増加したとき,135°のθを維持するためにはネック径が約0.94mm,回転中心位置が増加した分の約2倍細くなる必要があることが明らかになった.生活に必要な大きな可動域を得るためには135°以上の大きなθ値の人工股関節が望ましいと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003