発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002083307
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実際に設定され易いネック,カップの設置位置,及び必要可動域4方向を設定して,インピンジメントを起こさずに必要可動域を満たす27通りの設定位置に対する理論上のoscillation angle(θ)を求めた.その結果,屈曲110°又は120°以上,90°屈曲位内旋30°以上,外旋40°以上,伸展30°以上の可動条件を全て満たすには,最低120°以上,望ましくは130°以上必要であった.次に4運動方向でのカップ-ネックインピンジ点のカップ内位置を求める計算式を作成した.θが120°,カップの外方開角が35°~55°,前方開角が10°~30°,ネックの前捻角が10°~30°では,屈曲インピンジ点は前方135°±11°,90°屈曲位内旋インピンジ点は前方118°±1°,伸展インピンジ点は後方85°±9°,外旋インピンジ点は後方58°±5°であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001