発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004071674
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22歳男.指末節骨遠位指関節間(DIP)関節面陥没骨折に対しバイオペックスを使用して良好な結果を得た症例について報告した.ソフトボール中に右示指にボールが当たり受傷した.単純X線にて右示指末節骨の背側亜脱臼とDIP関節面の陥没骨折を認め,受傷2日後に手術を施行した.Kirschner鋼線を用いて経皮経骨髄整復法で末節骨DIP関節面の陥没骨折を整復し,骨欠損部に対しバイオペックスを注入充填した.Kirschner鋼線によるextension block法を併用し,背側亜脱臼に対応した.鋼線抜去は術後4週で行い,術後8ヵ月での成績はsteelの評価基準でgoodであった
©Nankodo Co., Ltd., 2003