発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004016008
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症例1:18歳男.大学ラグビー部.主訴は左足関節痛.左足関節の可動域(ROM)は背屈20°,底屈45°で,JOAスコアは80点であった.約2ヵ月にわたる運動時の左足関節痛が試合中に増悪したことにより,疲労骨折したと診断した.スクリューによる観血的整復固定術を施行し,シーネ固定を行った.経過は良好であり,術後9ヵ月でスクリュー抜去術を施行した.症例2:17歳女.高校バドミントン部所属,国内トップレベル選手.主訴は右足関節痛.バドミントンの試合中に右足関節前面の疼痛が出現し,増悪した.ROMは背屈30°,底屈60°で,JOAスコアは80点であった.足関節内果部の疲労骨折と診断し,関節鏡及びスクリューによる観血的整復固定術を施行した.経過は良好であり,術後10ヵ月でスクリュー抜去術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2003