発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003111223
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10年間に大腿骨頸部骨折に対して手術的治療を行った患者の内,四肢に麻痺を認め頭部CT上なんらかの所見を認めた患者49例51肢を対象とした.受傷前および退院時の歩行能力は麻痺レベルと有意に相関した.受傷前歩行能力の高い患者は退院時歩行能力を維持できる可能性が高く早期の手術と積極的なリハビリテーションが必要である.受傷前歩行能力が高くても麻痺の重い患者は退院時歩行能力は低下するので,術後のリハビリテーションと並行して社会資源の活用を図るべきである
©Nankodo Co., Ltd., 2002