発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002247193
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転位のある上腕骨近位端骨折6例に対しSuture & Screw Plate(SS Plate)を用いて治療を行い,その成績について検討した.手術は肩鎖関節前下方から軽度内側凸に縦切開を加え骨折部を展開し,整復固定した.全例で腱板とプレートを糸で8字締結固定した.術後は三角巾,又はエアバックスで固定し,術後3日目よりROM訓練を開始した.術後の平均経過観察期間は6.3ヵ月であった.手術時間は32~109(平均62)分,出血量は43~312(平均160)mlであり,全例で良好な骨癒合が得られた.最終診察時におけるJOAスコアは98点,97点,90点,86点,75点,35点と,1例を除き概ね良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2002