発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002215761
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19歳女.左下腿後面の腫瘍が3回局所再発を繰り返し,初発時と1回目再発時の病理診断は筋膜炎であった.2回目再発時に悪性腫瘍の診断がなされたが,この時の免疫染色でfactor VIIIは陰性であったもののCD34が強陽性を示していたため類上皮血管肉腫と診断され,3回目の再発で類上皮肉腫の診断に至った.類上皮血管肉腫と類上皮肉腫は本来独立した腫瘍であるが,いずれも類上皮性腫瘍という点で共通しており,2回目の再発段階においては血管内皮成分への分化が強くみられたものと考えられた
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