発行日 2002年6月1日
                  Published Date 2002/6/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002222509
                
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透析暦19年の44歳女.右手根管症候群に対してMenonの1 portal法に準じた鏡視下手根管開放術(ECTR)を施行後30週頃から右手掌部の腫脹と中・環指橈側の自発異常知覚が出現し,諸検査により標記動脈瘤と診断して摘出術を行った.術直後より異常知覚は消失し,術後6ヵ月の現在ADL上支障なく手は使えている.患者は既往歴から全身血管の脆弱性が推察され,ECTRの適応について術前十分な評価を行うべきであったと考えられた

©Nankodo Co., Ltd., 2002

