発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002219554
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44歳男(症例1).歩行中に転倒し,両膝を打撲し,両膝関節の疼痛,腫脹が出現し,歩行困難となった.右膝蓋骨上縁および左膝蓋骨下縁に陥凹を認め,両膝の伸展は不能であった.X線断層撮影で右膝蓋骨低位・左膝蓋骨高位と,右大腿遠位・左下腿近位軟部組織に異常陰影を認めた.また,エコーで右大腿四頭筋腱に一部連続性の途絶を認め,両側同時に手術した.42歳男(症例2).階段で転倒し,左膝関節の疼痛が出現し,歩行困難となった.左膝蓋骨上縁に陥凹を認め,左膝関節の自動伸展が不能であった.X線で左膝蓋骨低位と,左大腿遠位軟部組織に異常陰影を認めた.手術を施行し,左大腿四頭筋腱は膝蓋骨付着部で完全断裂,大腿直筋と外側広筋間にも部分断裂を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2002