発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002215846
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44歳女.36歳時より慢性関節リウマチ(RA)の診断で,抗リウマチ薬を内服していた.右肩の腫脹と重苦しさを訴え受診し,X線で軟部組織の腫脹を,MRIでT1強調画像で三角筋下に辺縁比較的明瞭で,均一な中等度信号域を認めた.T2強調画像では,径1cmの非常に多数の蜂巣状の低信号を認める特異な画像を呈した.米粒体を伴ったリウマチ性肩峰下滑液包炎と診断し手術を施行した.米粒体はフィブリンよりなる均質な構造体で,骨・軟骨成分は含まれず,滑液包はリンパ球浸潤を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2002