発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011338923
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
有痛性肩関節疾患に対し初診時に肩峰下滑液包注射を行った連続症例27例27肩を対象とし、注射前後にアンケート調査を行った。その結果、注射前に81.5%の患者が恐怖心を感じていたにも関わらず、注射の疼痛は「とても痛い」3.7%、「痛い」18.5%、「あまり痛くない」77.8%であり、「予想以上の疼痛」は0%、「予想以下の疼痛」が77.8%であった。注射後に患者が感じる効果への期待に関しては、81.5%の患者が改善の期待をもっていた。2週間後の経過観察時のアンケート調査では、注射は肩関節の疼痛緩和に効果があったと感じた患者は70.4%で、夜間痛を自覚していた患者の65.2%は注射によって痛みが緩和されたと自覚していた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011