発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002063287
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65歳以上のGarden分類stage Iの38例に保存療法を行い,6ヵ月以上追跡調査した.受傷後,排尿のためカテーテルを膀胱へ留置し床上安静を保ち,14日以降に車椅子移動を始めた症例は高率に骨癒合した.痴呆のある患者は,受傷6ヵ月後には歩行不能となることが多かった.痴呆のない患者の76%は受傷前の歩行能力まで回復した.痴呆のため安静を守れない患者は二次的な転位をきたすため,保存療法は行うべきではないと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001