発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002057035
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手術を行い直視下に距踵間癒合症を認めた14例21足のX線所見において,内側の距骨滑車から後距踵関節内側の癒合部を経て突起に至るC字状の陰影(C-sign)の有無を検討した.症例の内訳は男5例7足・女9例14足で,罹患側は右11足・左10足,年齢は11~40歳・平均22歳であった.C-sign陽性率は33%で,陰性例に比較して平均年齢は高く,全例が内側型で大きな骨性隆起を有していた.両側罹患は7例で,そのうち1例は両側陽性,4例は両側陰性,2例は片側のみ陽性であった.世代別では10歳代に陰性例が多く,15歳以下には陽性はなかった.20歳代では6例中5例が陽性で,30歳以上では後方型の症例が3例存在した為,陰性例の比率が高かった
©Nankodo Co., Ltd., 2001