発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002059089
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11歳女.自転車で走行中転倒し右肘痛を来たした.右肘関節の腫脹を軽度認め,他動運動時は回内外で強い疼痛を認めた.X線所見で,上腕骨小頭の骨片が滑車の一部を含んで上方に転位していた.骨折型はGrantham分類type IIBであった.手術として腕橈骨筋と橈骨神経を外側に,上腕二頭筋を内側によける前外側進入法で骨折部を展開した.整復後,前方よりHerbertスクリューを用いて固定した.術後3週で外固定を除去し,可動域訓練を開始した.術後7ヵ月のX線像では整復位,癒合とも良好で,可動域も正常となった
©Nankodo Co., Ltd., 2001