発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002038225
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30歳女.交通事故外傷により入院した.両側関節突起間骨折とC2-C3椎間関節嵌頓を認め後彎変形と前方すべりを伴った.コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム大量療法を開始し,crutchfieldを挿入して整復を試みたがロッキングは解除されなかった.受傷4日目に観血整復を行った.ハローベストを8週間,更に硬性頸椎装具を8週間装着した.頸椎可動域に若干の制限が認められるが,神経症状は消失し,骨折部と骨移植部において骨融合が得られた.術後1年の画像所見ではC3-C4の後彎が新たに発生し,C2-C3回旋は残存したままであった
©Nankodo Co., Ltd., 2001