発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001276063
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60歳以上女性の橈骨遠位端骨折16例に対し観血的治療を行い,その治療成績について検討した.治療法はプレート7例,創外固定4例,骨補填材5例であった.骨折型を関節内10例,関節外6例に分け検討した結果,X線計測上は両者とも術前に比べ改善がみられた.関節外骨折ではVTが0°であったが,掌屈制限は起きず,むしろ背屈において良好な可動域が得られた.治療法による比較では,創外固定単独のものは他覚的評価が悪く,牽引中あるいは抜去後の短縮がその原因と考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001