発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001150499
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症例は54歳男性で右上挙上困難を主訴とした.慢性関節リウマチを発症しておりクラス3,ステージ4であった.プレドニン投与を開始し右上挙上困難となったため受診した.右三角筋中央部に陥凹を認め,上腕骨頭を皮下に触れた.肩関節造影で腱板の大断裂および三角筋下滑液包への造影剤の流出を認めた.MRIでも腱板の大断裂を認め,三角筋は大結節の外側で連続がたたれていた.術中所見は三角筋中部繊維はかぎ裂き状に断裂し下層の棘上筋腱も完全断裂していた.上腕骨頭は直下に露出しており三角筋中部線維断裂部と一致する部分に大結節の骨性隆起を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2001