発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012290298
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神経学的診察および針筋電図(EMG)を含む電気生理学的検査で診断が確定しなかった7症例を対象に、麻痺筋に対するMRIを施行し、その有用性を検討した。4症例で末梢神経障害と脊髄あるいは神経根障害との鑑別、1症例でEMGでは評価困難な部位の筋の評価が可能であった。また、2症例で単一筋内部での麻痺の分布の評価が可能であった。以上より、麻痺筋に対するMRIは、非典型的な麻痺像を示す末梢神経疾患の早期発見に特に有用であることが示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2012