Acute care surgeryを学ぶ
外傷性膵損傷に対する治療戦略
浅野 賢道
1
,
平野 聡
,
中村 透
,
中西 喜嗣
,
野路 武寛
,
海老原 裕磨
,
倉島 庸
,
田本 英司
,
村上 壮一
,
土川 貴裕
,
岡村 圭祐
,
七戸 俊明
1北海道大学 消化器外科II
キーワード:
ドレナージ
,
術後管理
,
膵切除
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
重症度指標
,
マルチスライスCT
,
膵外傷
Keyword:
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Drainage
,
Pancreatectomy
,
Postoperative Care
,
Severity of Illness Index
,
Multidetector Computed Tomography
pp.1251-1255
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016142675
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外傷性膵損傷は膵臓の解剖学的な特徴により他臓器損傷を合併することが多く,治療方針および施行術式は多岐にわたる.重症例,特に血管損傷を合併した膵頭部損傷例ではdamage control surgeryを積極的に適応することで救命率の向上が期待できる.外傷性膵損傷のマネジメントは消化器外科スキルの集合体にほかならず,日ごろから肝胆膵外科領域における研鑽を十分に積む必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2015