消化器癌術後フォローアップ
肝癌術後フォローアップ
木村 憲央
1
,
袴田 健一
1弘前大学 消化器外科
キーワード:
Alpha-Fetoproteins
,
肝細胞癌
,
肝切除
,
MRI
,
術後管理
,
腫瘍マーカー
,
超音波診断
,
診療ガイドライン
,
Acarboxyprothrombin
,
腹部CT
Keyword:
alpha-Fetoproteins
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Postoperative Care
,
Ultrasonography
,
Biomarkers, Tumor
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1066-1070
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013323733
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肝細胞癌は,根治的肝切除後であっても再発率が高い.一方で,再発後も初発時と同様の治療法選択で一定の治療効果があることから,再発を早期に診断するためのサーベイランスは重要である.しかしながら,肝切除後の適切なフォローアップ法や間隔について,いまだ十分なエビデンスはない.『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』では,初発時の超高危険群に対するサーベイランスに準じ,3~4ヵ月ごとの超音波検査と2種以上の腫瘍マーカーの測定に加えて,ダイナミックCTまたはダイナミックMRIによる術後の定期フォローアップ検査を推奨している.
©Nankodo Co., Ltd., 2013